グループワーク紹介
文化グループ:持続可能な「芸術活動の開発に向けての行動 」
グループリーダー自己紹介:Azusa
みなさんこんにちは!梓と言います。
私はミュージカルなどの舞台芸術が大好きです。特に「エリザベート」というオーストリア皇后が主人公のドイツミュージカルに心を奪われ、ドイツ語を学んでいます。昨年4月から社会人になり、現在は仕事と観劇に勤しんでいます。
このグループが日独の文化交流のきっかけになると嬉しいです。芸術の未来に繋がる9日間を共に過ごしましょう!
グループワーク概要
2019年12月から現在まで2年半以上、新型コロナウイルスの世界的拡大が続いています。日独共に大きな打撃を受けていますが、違いの一つはコロナ禍における芸術への支援です。
ドイツではメルケル首相が「私たちの⽬的は、ドイツの⽂化的環境が、パンデミックを乗り越えた後も存在し続けることです。連邦政府はこの課題を優先順位のリストの⼀番上に置いています。」と発言をしました。事実、2020年3月には芸術分野における約6兆円の支援を実施しました。一方日本では文化庁から2021年5月に「文化芸術活動は断じて不要でもなければ不急でもありません。社会全体の健康や幸福を維持し、私たちが生きていく上で、必要不可欠なものであると確信しています。」という声明が出され、2020年6月に500億円の補正予算が組まれました。
私は芸術には価値があると思っています。時間や場所を超えた体験ができ、喜怒哀楽の感情が育まれ、世界の見方の引き出しを増やすことができるからです。私自身、ミュージカルを見るたびにパワーをもらっています。
しかしこのように日独では芸術の待遇に違いがあります。昨今のような状況が続いた場合、日本において芸術活動は、持続不可能になってしまうかもしれません。私は、日本において芸術が市民生活にあまり浸透していないことが、この待遇の差が生じている原因の一つではないかと考えています。
私たちのグループで目指すSDGsは4.7です。これに基づきグループのテーマは、「文化の持続可能な開発への一歩を踏み出す」です。グループワークでは、まず日独両国の芸術の現状と課題を知りましょう。そして文化の持続可能な開発のために、日本での芸術の関心を高める方法を共に考えます。最後にグループとしての活動計画を決めましょう。
能、歌舞伎、オペラ、ミュージカルなどの舞台芸術、バレエ、日舞、コンテンポラリーなどのダンス、芸術全般に関心があり、この想いに共感してくれるみなさんにお会いすることを楽しみにしています。芸術活動の持続可能な未来へ踏み出すきっかけを作りましょう!
環境グループ:持続可能な「食料の生産と消費に向けての行動」
グループリーダー自己紹介:Hinako
こんにちは。東京都出身の本野日向子です。昨年社会人になり、現在は仕事と資格の勉強に励んでいる毎日です。ドイツは、オクトーバーフェストをテレビで見たことがきっかけとなり興味を持つようになりました。いつか本場のオクトーバーフェストに参加してみたいと思っています。
私のグループのテーマはフードロスです。食や環境に興味のある方はぜひ一緒にディスカッションして理解を深めてみませんか?今年の開催はオンラインであり、実際にお会いすることはできませんが、皆様と交流ができることを楽しみにしております!
グループワーク概要
みなさん、フードロスという言葉は以前から知っているかと思いますが、コロナ禍でさらに耳にするようになったのではないでしょうか。
私は、この2年間でコロナによる飲食店の時短営業や、学校給食のストップなどにより、フードロスが生じているという報道を多く目にしました。
フードロスの増加は、食料資源の過剰消費や廃棄物処理の際の温室効果ガスの排出量増加と関連しており、環境破壊の一因になっていると考えられています。2015年に採択されたSDGsの17の目標では、「つくる責任、つかう責任」として世界で取り組むべき課題としても取り上げられています。近年は様々な企業において、フードロス削減のための取り組みが見受けられるようになってきました。例えば、閉店間近の値引き、仕入れ量の調整などです。一方で、私たち消費者には何かできることはないのでしょうか。
フードロス削減のために、日独でそれぞれどのような取り組みがなされているか事例を共有してみましょう。日本にはあって、ドイツにはないこと。ドイツにあって日本にはないこと。または日独で共通して取り組んでいること。それらの取り組みには、お互いの文化の違いなどが影響してくるかもしれません。日独の若者たちでディスカッションを行い、フードロスに関する理解を深めることで、私たちに取り組めることを探してみませんか。そして、フードロス削減につながる行動を実際に起こしてみましょう!
社会グループ:持続可能な「ジェンダー平等に向けての行動」
グループリーダー自己紹介:Ku
初めまして!中山空です。
大学では歴史学、特にドイツ史を勉強していて、昨年には修士号をとりました。ドイツについてだけでなく、日本の現代社会の問題を考える手がかりとして歴史的背景が重要であると考え、日本史にも関心を持って学んでいます。
歴史学においてジェンダーに関する議論が重要度が増すなか、個人的にもセクシュアリティやジェンダーについて普段から考えることが多くなりました。
みなさんと一緒に議論できるのを楽しみにしています。
グループワーク概要
みなさんは「ジェンダーギャップ指数」をご存知でしょうか。
ジェンダー平等の達成度を数値化したこの指数では、2021年の日本の総合スコアは0.656、順位は156か国中120位でした。一方で、ドイツの総合スコアは0.796、順位は11位ですが、ドイツもまだ完璧なわけではありません。
SDGs17の目標のうち、5番目には「ジェンダー平等を実現しよう」という目標が挙げられています。具体的にはどのような点でギャップを埋める努力をしたらいいのでしょうか。 ジェンダーギャップ指数を作成している世界経済フォーラム(WEF)は、日本はとくに政治分野、次いで経済分野のスコアが低いことを指摘しています。
「ジェンダー平等を実現しよう」の目標の中では、さらに具体的な項目がいくつか掲げられています。そのうちの5番目「5-5:政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。」という課題は、日本のジェンダーギャップの課題と重なるでしょう。 この5-5の問題について、平たく言えば“女性がリーダーになるということがふつうのことであるという感覚や、その機会がまだ十分でない”、と言えるかもしれません。
例えば学校において、子どものころから男の子がリーダーの立場になりやすかったりすることはなかったでしょうか。男性だから「男性らしく」みんなを率いる必要があるのでしょうか。目立ったり、自分の意見を主張することは、「女性らしく」ないのでしょうか。 このような問題意識から私たちのグループでは、身の回りにはどんなジェンダー規範があるのか、どんな問題や被害/加害があるのか、また多様なセクシュアリティなどについて、身近なところから話し合います。
私たちとのグループワークを通して、意識して変えられることや実行に移せることを考えてみましょう。
文化、環境、社会グループの紹介を読んで興味をもったグループはありましたか?
ぜひ興味のあるグループの活動に参加してみてください!